社会保険とは、国および厚生労働省が管理監督者となって行っている社会保険事業で扱う保険のことで、病気、ケガ、身体の障害、死亡、老齢、失業などが起きたときに、保険制度の加入者やその家族に対して保険給付を行い、生活を保障するものです。
医療保険(国民健康保険)、年金保険(国民年金・厚生年金)、労災保険、雇用保険、介護保険の5種類の社会保険があり、それぞれ強制的に加入するシステムとなっています。
生活保護と違い、加入者の貧困を未然に防ぐための「防貧保険」とされていますが、近年では強制加入でありながらも年々保険料が増していくことによって、
防貧保険であるはずの社会保険によって家計が圧迫されている、という意見もあります。
年金に関するニュースが増えてきていて、未納者が増えてきているみたいです。
そんな年金に心配している人たちに是非お薦めしたいのがこの本です。
とにかく丁寧にわかりやすく説明してくれるので、予備知識のない人でも大丈夫です!
じつは年金は、半分が税金から支払われる仕組みになっているのです。
未納者のひとは消費税などを毎日払っていますが、毎日いくら税金を納めていても
未納にしていると将来一円も年金がもらえないのです。
つまり、未納者のひとたちは・・・税金の払い損になってしまうのです!!
あと、低所得になっているひとの対策として、4段階の免除申請の仕組みもあるそうです。
だから、所得が低いひとでも手続きさえすれば、将来年金がもらえて、税金の払い損にはならないようです。
仕組みを知って申請をするだけで、天と地のような違いが将来に出てしまうなんてかなりビックリでした。
この本で解説されているこんな仕組みなどを知っていたら、未納者になるひとなんて出ないはず。
もっと国にはわかりやすく説明してほしい!
マスメディアは不安をあおるばかりでなく、こういう仕組みをきちんと説明してほしい!
選挙前に読んでおきたい本です。
この本で一番印象に残ったことを1つだけ挙げるとするならば、
それは「数学的思考で本質を見抜け」ということです。
常にifを考え、そこから数学的思考で本質を見抜き、
仕事などに生かしていく。
アメリカの住宅問題、年金問題も、その仕組みが非常によくわかりました。
疑問を持ったことは常に、数学的思考で考えてみようという
スタンスは、勉強になりました。
非常にわかりやすく、年金問題・サブプライム問題等がすっきりと整理できます。
本書で紹介のあった「数学的思考力が飛躍的に身につく本」も早速購入しました。
しかし、以下に示す点で疑問が残るため、(本書にもあるように)書いてあることを
鵜呑みにせず、他の年金問題を扱った書籍を読むなりして自分なりにもう少し勉強
することが必要だと感じました。(そもそも、自分はサラリーマンですので年金が破綻
しなければそれで十分ですし、破綻するとしても天引きされてしまいますので、どちらに
せよ今の生活は変わりませんが。)
但し、総じてわかりやすく良書だと思いましたので☆4つにしておきました。
○著者は税方式には反対という立場を取りつつ、
結局は消費税の増税が安定的な年金の運営には必須としている。
年金の安定運営には1%、加えて医療・介護で3-4%の消費税率増が必要
としているが、本当にそれだけで十分なのか。さらりと説明されているのみで不明瞭。
○どれだけ未納者が増えても将来私たちが受け取れる年金額は
必ず保険料の1.7倍になるので納めてたほうが絶対お得で、
未納者は将来自分の年金がもらえないというしっぺ返しをくらうと
本書では説明されているが、裏には国が税金で年金支払いを
保障し続けなければならないという事実があり、
その財源維持(=消費税UP)の裏づけが薄い。未納者が増えれば、
その分、国の税負担が多くなり、結果消費税率UPに跳ね返ってくるのでは?
長所が35、欠点が65、という本。欠点の方だけ書く。
たしかに解りやすいが、嘘っぽい話が多い。特に、中核をなす年金のパートは、啓蒙的な部分もおおくあるが、制度がどうあるべきかという「結論」について、現実から遠くはなれて議論しているのが欠点だ。この著者に対し、だれが、「結論」を出すよう求めたのだろう。
さまざまな経済問題の本質は「人間の行動は理屈どおりではなく、予測できない」「人間は賢いが、同時に愚かでもある」ということだ。それが現実なのだ。なのに著者は「数学的思考力をもとう」というキーワードを御輿に掲げ、「人間は合理的な生物だ。私はそれを知っている」と勝手に思い込んで、結果として現政権や役所への批判を封じこむ役割を担っているように見える。
具体的に2つあげる。1、「メディアを疑え」といいながら、自分は、政府系から出た数字の信頼性については根拠を示さず、妄信している。2、「年金を払わないと損をするのはその人なので、そういう人のことは排除して考えよう」という、究極の自己責任論にたっており、社会のモラルや治安の問題には配慮していない。
著者はメディアによる「思い込み」を指摘するが、自身の「思い込み」には気づいていないように見える。もし著者がソビエト時代のモスクワに生まれていたら、確実に優秀な党官僚になり、出世していたに違いない。「数学的思考力によれば、これはこうである」とかいって現実を否定し、批判勢力の封じ込めに力を注いだであろう。
「私は正しい。世間がまちがっている」とかいわれても、せんせい同士のティータイムならいいが、現実社会の論争ではそうはいかない。昔、多くの青年たちがマルクス主義の判りやすさ、断定口調にかぶれたが、この本が魅力的であるとすれば、理由はそれに通じているように見える。「sein(実際にどうであるか)」と「sollen(本当はこうであるべきだ)」との混同である。
この本において著者は、まるで登場する舞台を間違えた役者のように、こっぱずかしい。入門書を書くのと、政策的意見を表明するのとでは、やるべきことも、結果による影響も、まるで違う。
この本のいい所は予備知識を必要とせず、これ一冊で年金に関するよく語られる問題とその展望を理解できるところです。
文章も分かりやすく、中学生ぐらいになれば理解してモノにできるレベルの内容。
ですが、著者は政府の年金問題の委員会の委員ですので、当然真実を書いています。
新書は本当にためになる本、使う本というより、教養を重ねるための本が多いのですが、本書はあくまで問題に答えるための本です。
既存の言葉を使えばハウツー本。しかし、使えるハウツー本です。
年金に関して妄想で不安になるよりこの本を買った方がお得です。
断言します。
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